【映画の感想】アイアムアヒーロー

ブログ開設したのに随分放置してた…
せっかくなんで土曜日に見た映画の感想でも。

内容にも触れるので、ネタバレが嫌な人はご注意を。

アイアムアヒーロー花沢健吾さんがビッグコミックで連載してる漫画で、日本に突如ZQN(ゾンビ)が現れ、35歳のさえない漫画家、鈴木英雄(ひでお)がなんとか生き残ろうとする、というお話。

今回はその実写化、しかも邦画ということもあって期待はあまりしてなかったのだけれど、結局良い意味で裏切られた。

思ってたよりもずっと気合が入ってた。まず、大泉洋はじめ配役がかなりハマってた。
個人的に、冒頭の英雄のアシスタント仲間を演じてたドランクドラゴン塚地のサイコパスな感じが新鮮でよかった。

あと何よりグロの方にこれでもかというほど気合が入ってた。15禁だったけど、18禁でもいいぐらいだったように思う。長澤まさみ有村架純もエロいシーンは無いので、原作のエロを無くしてグロに全振りしたよう印象。
ZQNはショットガンで頭がバンバン飛ぶし、人間は人間でムゴイ死に方するし、正直痛そうで見てられないシーンもあった。(井浦がZQN化して目ん玉ぐりぐりするとことか)
有村架純がインタビューでグロくて魂が抜けてヘロヘロになったとか言ってたみたいだけどそれも納得という感じ。

展開もこれといって中だるみも感じずテンポよく進んでたので、原作が好きな人、ゾンビ映画が好きな人はとてもオススメ。

逆に、原作知らなくてゾンビ映画が特に好きでもない人にはおすすめできないと思う。
ZQNが結局なんなのかも分からないし、ラストで何か解決したのかというとそれもないので…
(とはいえこの手の映画で何か解決した方が少数派だろうけど)

まとめると、
・原作が好き
ゾンビ映画が好き
・グロが大丈夫

以上にあてはまる人にはかなりオススメ。

逆に、
・原作読んでない
・ストーリー重視
・グロがだめ

以上にあてはまる人にはあんまりオススメしない。
他のレビューを見ててもこの辺が左右しているような気がする。

(出演者につられて観に行った、とか、子ども連れで観に行った、とかいうのもチラホラ聞いたけど、そういう人たちは先が思いやられる。下調べとか、なさらないんですかね)

進撃の巨人テラフォーマーズで邦画実写化に絶望した人は、見ましょう。まだ希望はあると感じさせてくれる映画です。